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「俺の話は長い」6話ネタバレ感想。ニート実家暮らしの満がついに家を出る!?

熱を出した光司に雑炊を作る春海。

お互いの心が近くなる一方、
急速に明日香との距離も縮める満は、ついに家を出て行き…!?

 

俺の話は長い・6話あらすじ

其の十一「毛蟹と体温計」

高熱を出し、会社を休む光司。

以前転職するか悩んでいることを聞いていた綾子は、
熱は演技ではないだろうけどもしかして会社が嫌なのかと心配していました。

そんな光司に満がうどんを作ってあげていると、陸がポラリスへやってきます。

一方学校では、陸の彼女が春海に
「陸とは別れたからまた友達に戻れないか」と言ってきます。

別れたのは他の学校にも彼女がいたからだと言いますが、
春海は「友達は無理」と答えます。

 

陸が抱える寂しさを知る満

彼女に振られたことを満に話す陸。

だけどそれよりも、光司に着信拒否をされたことの方がショックだったと言います。

光司は綾子に言われたこともあり、もう陸と連絡を取ることを止めていました。

保護者が他の子供と連絡を取り合うのは問題だから、とフォローする満。

しかし、両親が離婚していて、ずっと光司のような父親に憧れを抱いていた
陸にとっては、光司は心の支えだったのです。

最初こそ、春海にちょっかいを出したいから光司を利用しようという気持ちもあったが、
友達でも彼女でも担任でも埋まらなかった心の穴が、
光司の存在で埋まったような気がしていたのでした。

 

豪華な毛蟹どう分けるか悩む満たち

満が家に帰ると、房枝と綾子と春海がポラリスのお客さんからいただいた蟹を
囲んで話していました。

蟹が大好物ですぐ食べたいと言う春海と、
頂き物だしすぐ食べないと申し訳ないと言う綾子に、
光司が熱を出しているから明日にしようという房枝。

満もまた房枝と同じで、光司が元気になってからみんなで食べようと言いますが、
「4人で食べるとちょうど分けられる」という綾子の一言で、
「確かに、5人で食べると誰がツメ食べてミソはどう分けるかで揉めるのではないか」
と言い出します。

しかし光司も蟹が大好物のため、黙って食べるのは心苦しいと迷う満以外の4人。

話し合いの結果、結局春海が提案した「蟹の出汁で雑炊を作って持っていく」
ということになり、春海が作って持っていくことになります。



 

春海のお手製雑炊に、涙を浮かべる光司

房枝に作り方を聞き、蟹雑炊を作って光司の部屋まで持っていく春海。

驚いて動揺するも嬉しそうな光司を見て、春海は蟹があることを話し、
食べるかどうか聞きますが、光司は「雑炊だけで十分だ」と答えます。

春海が作ってくれたことを知り、光司は感動して涙ぐみながら味わうのでした。

 

普段通りになる春海を、嬉しそうに見つめる光司

翌朝、光司は満に熱を聞かれ「36.1℃」と答え、蟹雑炊のおかげだと言いますが、
春海は無反応。

綾子がこっそり体温計を確認すると37.2℃でした。

小声で「大丈夫だから」「無理しないでよ」と言い合いながら、
ご飯を食べる2人なのでした。

 

其の十二「モンブランと亀」

犬の散歩を頼まれ、さらにハーフマラソンに出ると言う
明日香の練習にも付き合うようになる満。

明日香には彼氏もおらず、誰にも家の鍵も渡していないことを知り、
一緒にご飯やモンブランを食べたりしてどんどん距離を縮めていきます。

一方綾子たちは、また満が二年前の様にヒモになるのではないかと心配していました。

 

元バンドのボーカルから、バンド再開に誘われる光司

光司がクラッチで飲んでいると、昔のバンド仲間がやってきました。

またバンドを復活させたいんだとしつこく誘われ、
光司は「音楽止めるの怖いからって無理やり続けようとするな。
自分が最初にやめようと言い出したんだろう」と怒って断るのでした。

 

家に戻るよう満の説得へ向かう光司

綾子たちが満を心配していることを話しているのを聞き、
自分から満を説得すると言い出した光司は、満をお好み焼き屋に呼び出します。

ヒモだった過去がある光司は、ヒモになると抜け出せないこと、
そして綾子たちが心配していることを満に話しますが、
満は「ヒモかヒモじゃないかは、相手への愛情があるかないかの問題だ」と言います。

満は明日香の部屋に泊まってはいるものの
「本当にこの人と恋人になりたいと決心するまで絶対そういったことはしない」と
決めており、犬の散歩やマラソンの練習でもらえる報酬も断っていました。

小遣いをもらっていて、家のことも手伝わず、
誰かに紹介もせず本当に付き合っているかどうかも微妙だった前の彼女とは違い、
今回は本気だからヒモではないと言う満。

結局満はそのまま明日香の家に行ってしまい、
光司が一人で帰ってきたことに房枝たちはがっかりするのでした。



 

明日香の一言で、やりたいことが見つからない理由に気づいた満は…

明日香に働きたくないのかと聞かれ、やりたいことが見つからないと答える満に、
明日香も自分にもそういう期間はあったと話します。

明日香は、ある人に「やりたいことが見つからなくて何もしないのはよくないから、
嫌じゃないことをやってみたらいい」と言われたことがありました。

好きなことを仕事にしたいと思う気持ちは大事にすべきだが、
動かないとやりたいことに出会う機会が減るからと言われ、
満もその言葉に納得し「その言葉を待っていた」と言います。

 

そして翌朝、家にこっそり帰った満は荷物をまとめ、
亀のボルトを連れて出ていこうとしますが、そこで春海に見つかります。

陸と連絡を取り合い、まずまずな関係を築いている春海に対し、
「失恋したらまた海に連れていってやる。何かあったらいつでも連絡してこい」と
言葉をかけ、家を出ていくのでした。

 

【俺の話は長い・6話感想。満の言葉に思わず納得してしまう!?】

陸と春海に、自分の経験を踏まえた言葉をかける満

陸と彼女が分かれ、望んでいた結果になったのに嬉しくない春海に
「望みが叶わない人は悩みが尽きないし、望みがかなった人も
その後どうするかで悩み続ける」と言ったり、
満たされない気持ちは時間が解決してくれるかという陸に
「時間が解決してくれることもあるが、
自分が変わらない限り解決しないこともある」と言う満。

どちらも、いいことを言うなあと思いました。

満はやっぱり、挫折を経験してる分言葉にも重みがありますよね。

 

熱をきっかけに壁がなくなる光司と春海

「春海が雑炊を持っていけば、毛蟹をたくさん食べる時よりもきっと嬉しいはず」と、
光司と春海の関係を利用する満でしたが(笑)、
このおかげでまた光司と春海の距離は縮まったのではないでしょうか。

 

最初こそ蟹を食べたいがために雑炊を作って持っていった春海でしたが、
思っていた以上に光司が感動しているのを見て優しい気持ちになって、
蟹のことを話したり、体温計の電池を買いに行ったりして、
光司に対する壁が取れたような気がします。

でも次の日、普段通りに戻っているのがまた春海らしくていいですね。

 

体調が悪い時に受ける人の優しさってすごく心に沁みるし、
しかも嫌われている娘から雑炊なんて作ってもらった日には…
そりゃ涙も浮かべちゃいますよね。

雑炊と同じように暖かい春海の気持ちを受け取った光司のあの涙に、
見ている方もグッときました。



 

明日香と満の恋の行方は?

明日香の言葉をきっかけに、家を出る決心をする満。

「嫌いじゃないことをやってみる」というのは、
確かに目からウロコだなと思いました。

私も満や明日香のように、やりたいことが見つからないと悩んだ時期があったので。

だいたい普通は、好きなこと・やりたいことを仕事にしたいと思いますから、
「じゃあ自分の好きなこと、やりたいことって何だろう?」って考えがちですもん。

嫌いじゃないことをやってみることで、それが「好き」になるかもしれないし。

その言葉が腑に落ち、ついに家を出て明日香の家に行きますが…
このまま戻ってこないのでしょうか。

2人のこれからが気になります!