漫画

やんごとなき一族 31話 ネタバレあらすじ&感想 こやまゆかりさん 講談社KISS7月号

芦屋の大豪邸の御曹司(でも庶民派)に
嫁いでしまった庶民、さとが
古いしきたりでがんじがらめの家を改革していく?
物語です。

 

やんごとなき一族 31話 ネタバレあらすじ

 

「間違えるかもしれない」夏祭り

健太とさとは商店街再復興のきっかけとして
温泉施設を思いつきますが、
先に温泉をひいている介護施設の所長が反対しているため
建設することができません。

所長は介護施設の入居者のために
温泉を守ろうとしていたのです。

さとは、人が輝くのは自分が誰かに認められているときだ!と
気付いたことで、
介護施設の入居者さんたちに
温泉以外での希望を持ってもらおうと
「認知症のお年寄りが開催する、間違えるかもしれない夏祭り」
を開催します。

お祭りが始まりましたが、
世間の反応はそんなに甘くありませんでした。

ですが、徐々に人が集まり始めます。

 

健太の部下の秋吉は祖母が介護施設に入居しています。
祖母が笑い者になるのが嫌で、
夏祭りには参加させないつもりでしたが、
「おまつりにいきたい」という祖母のために
夏祭りに顔を出すことになりました。




 

にぎわう夏祭り・生き生きとする入居者さんたち。

SNSで批判されていたので
秋吉は期待せずに行ったのですが
なんと夏祭りはにぎわっていて、みんな楽しそうにしていました。

 

元美容師の入居者さんがお客さんにヘアセットをして、
その上手さに感動したお客さんがSNSで広めてくれたのです。

SNSで広めてくれたお客さんは、
ヘアセットしてくれた入居者さんに
くずれないヘアセットの仕方を聞きに戻ってきました。

おばあさんは、
若い頃研究したヘアセットのことなら誰にも負けません。

嬉しそうに教えてあげました。

 

人のために役立つことで、表情が生き生きと変わった入居者さんをみて、
健太もさとも感動するのでした。

 

間違えてもお客さんは優しく、
普段は無口な入居者さんも楽しそうにおしゃべりしていて、
夏祭りは温かい雰囲気で盛り上がっています。

 

 

楽しそうな夏祭りを見て、
秋吉の祖母も「私もやりたい」と言います。

足腰が弱っているから無理だと言われ、
「じゃあリハビリをがんばる!」と
それまでかたくなに嫌がっていたリハビリを
今すぐにでも受けたいと言い出しました。

秋吉たち家族は、感動して「がんばろうね。」と
言うのでした・・。



 

介護施設所長が健太たちの温泉事業参入を認める。

 

盛り上がる夏祭りに、TV局の取材もきました。
アンケートでもお客さんの反応もよく、
夏祭りは大盛況のうちに終わりました。

これまで介護を受ける側だった入居者さんたちは、
夏祭りでは自分たちのがんばりでお給料をもらえたことで
感動していました。

来年もまたやりたいという入居者さんたちの声を聞いて、
温泉を守るために健太たちの温泉参入を反対していた所長は
温泉以外でも入居者さんたちの生き甲斐を作れることがわかり、
健太たちの温泉事業参入を認めてくれることになりました。

 

健太たちと部下との交流

 

健太に非協力的だった秋吉ですが、
健太とさとのおかげで祖母が生き甲斐を見つけて
リハビリをがんばるようになったことに感謝していました。

そして、健太を信じて付いてきてくれることになりました。

ほかの部下たちも健太の味方になってくれることになり、
会食をすることになりました。

そこで、さとは健太たちの自宅で会食することを提案します。

 

楽しそうな健太たちですが、
健太の父、圭一は「従業員を自宅に呼ぶ」という
これまでならありえないことをした健太に顔色を変えました。

深山家は健太とさとの力で変わって行くことはできるのでしょうか??

 


 

やんごとなき一族 31話感想

 

こやまゆかりさんのまんがは、
絶体絶命な状態から主人公がなんとかしてピンチを切り抜けるというのが多いです。

今回も、認知症のお年寄りによる間違えるかもしれない夏祭りを
思いつき、大成功をおさめました。

 

確かに、人は誰かの役に立てたとき生き甲斐を感じます。

現実的に実現できるかはわからないですが、
すごくいい取り組みだなと思いました。

生き生きとしている入居者さんたちが
とても印象的でした。

現実でもこんな風にあたたかい社会が実現できるといいなと
思いました。

 

また、秋吉たちが味方になってくれて良かったですね。

仕事は人間関係がすべてなので。

いつも人柄で周りの人を味方につけていく
こやまゆかりさんの漫画のキャラたちは魅力的だなと思います。

 

そして、圭一。

圭一の感覚だと、
従業員を家に招くとかありえないですよね・・・。

ですが何事も若い方が強い。

若い人の方が時代に合っているのです。

深山家が変わる日も近いかもしれません。