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「俺の話は長い」10話ネタバレ感想!いよいよ迎えた秋葉家の引っ越し当日。そして満はついにニート卒業か!?

三ヶ月の同居を終え、新居へ引っ越していく綾子たち。

その後満はついに面接を受ける気に…!

果たして仕事を決めることができるのか?

 

俺の話は長い・10話あらすじ

其の十九「すき焼きと引越し」

薗田が檀野の家に取り付けたソーラーパネルのお披露目会が開かれることになり、
合わせて綾子たちの送別会もしようということで、
綾子たちは檀野の家に招待されます。

高級なお肉が出ると聞き、がぜん乗り気になる綾子たちに対し、
満は行かないと言い出し、結局房枝も入れて四人だけで行くのでした。

 

すき焼きを提案する満

翌日、引っ越しの最終準備で忙しいからと夜は出前を取ることに。

昨日たくさん肉を食べたこともあり、肉以外にしようという話になりますが、
満が「すき焼き以外はあり得ない」と言い出します。

綾子たちが同居を申し出た三か月前の夕飯もすき焼きで、
すき焼きを食べたことで同居が実現したんだと主張し、
光司と春海の問題や春海の高校受験のことなど、
いろんな問題を解決したのは自分だと屁理屈を並べる満。

仕方なく綾子たちが折れ、夜はすき焼きになるのでした。

 

五人で食べる最後のすき焼き

岸辺家での最後のすき焼きを食べ、満足げな満。

お正月の話になり、綾子は房枝に新居に来るよう誘いますが、
お父さんを残していけないと言います。

それなら遺影を持っていけばいいという話から、
毎年お正月に餅つきをしていた父親の話になり、
房枝は光司にうすと杵を新居に持っていったらどうかと提案します。

最初は綾子が断るも、春海が餅を食べたがったことから、
光司はこれから毎年餅をつくことを決めるのでした。

 

光司の考える就職先は…

すき焼きの後、満と光司は一緒にクラッチへ。

海星に就職先のアテはあるのかと聞かれ、
好きな音楽を続けたいという思いから、
タクシーの運転手をやろうと考えていることを打ち明けます。

サラリーマンだと土日しか休めず、制約も多くなるためです。

そんな光司の思いに、微笑む満。

その帰り道、光司は満に本当に感謝していることを伝え、
また飲みに行こうと約束するのでした。

 



 

光司がタクシー運転手を選んだ理由

片付けが終わり勉強をする春海の元へやってきて、
光司のやりたい仕事の話題を出す満。

光司のやりたいことならいいと言う春海に満は、
光司がタクシー運転手を選んだのにはもう一つ理由があるから、
もっと応援したほうがいいと言います。

それは「春海がもしラジオのパーソナリティーになったら、
仕事の合間に聞けるから」。

素直ではないものの、内心嬉しい春海なのでした。

 

其の二十「コーヒーとマラソン」

いよいよ迎えた引越しの朝。

全部荷物は積めたと思いきや、春海の自転車だけ忘れていたことに気づきます。

誰が乗って帰るか決めるため、綾子と光司と春海がじゃんけんをしますが、
綾子が負けてしまいます。

 

道がわからないから案内してほしいという綾子に、
文句を言いながらも、房枝から帰りにコロッケを買ってきてほしいと
言われたこともあって渋々ついていく満。

 

それぞれ新居へ向かう綾子と満、光司と春海

綾子が春海の自転車で新居へ向かう中、光司の運転で新居へ向かう春海。

春海を乗せて運転するのは初めてだから緊張するという光司に、
「そんなんじゃタクシーの運転手なんかできないよ」という春海。

そこで光司は、自分がタクシー運転手になるのは嫌かと聞くと、
「お父さんがやりたかったらやればいいと思う」と言う春海。

初めて春海からお父さんと呼ばれた光司は、
嬉しくて思わず車を路肩に止め、涙ぐむのでした。

 

一方その頃、綾子が春海の自転車で新居へ向かっていた綾子は、
結局新居の近くまでついてきてくれた満に改めて、三ヶ月間、
特に春海のことでは感謝しているとお礼を言うのでした。



 

スーツに身を包む満

新居で光司にロールキャベツを作った綾子。

独身時代によく作ってくれたという話を満にしていた光司は、
まさか食べれるとは思わず大喜びします。

綾子が、実は満に作ってほしいと頼まれたのだと打ち明けると、
さらに喜ぶ光司。

 

翌日、綾子たちがいなくなり、
「房枝の顔が面接を受けるように言っている」と感じた満は、
議員秘書の面接を受けると言います。

早速スーツを作りに行き、ついに面接の朝を迎えます。

 

面接に向かう道中、反対側から多くの人が走ってきました。

その日は商店街のハーフマラソンの日だったのです。

応援に来ていた綾子や薗田たちが、スーツ姿の満に気づき応援の言葉をかけます。

そして、光司の掛け声を合図に、バンドのメンバーたちでロッキーのテーマを演奏。

みんなからの声援を受け、満は目に涙を溜めながら歩いていると、
どこからか「スーツ似合ってるぞ」と声が聞こえました。

振り向くと、明日香が走りながら手を振る後ろ姿がありました。

満は「いってきます」と言い、
面接の場ではまたいつものように屁理屈を並べるのでした。

 

俺の話は長い・10話感想。三ヶ月でそれぞれに変化があった岸辺家・秋葉家。そして満もやっと一歩を踏み出せた最終回

家族のやり取りがパワーアップ

最終話ということもあってか、今回が一番面白かったかもしれません(笑)

新居ですき焼きを振舞うという綾子に
「オリンピックの開会式と閉会式は同じ場所でやるものだから、
引っ越し先でやるなんて井の頭公園でやるのと一緒だ」
というのはあまりにも極論すぎでは(笑)

最後はせっかくだから、
三か月前と同じ料理が食べたいって素直に言えばいいのに。

 

重箱の隅をつつく協議があったら金メダルが取れるんじゃないか
という話から「トークフェンシングの世界チャンピオンに
なってるかもしれない」という満に

「トークフェンシング!重箱の隅をつつく競技を
トークフェンシングと名付けたわけ?」

「ふふっ。ダッサ」

「重箱の隅がまったく表現されてませんけど」

という綾子と春海のツッコミに負けて、話題をすり替える満が面白かった(笑)

ここ、会話のテンポがすごく良かったです。

みんな台詞覚えるの大変だっただろうなぁ…
特に満や綾子は早口でまくし立てる感じだし、
かといって早口であっても聞き取りにくいわけじゃないし、
さすが役者さんです。



 

春海の「お父さん」に感動

最初、前のお父さんからもらったものを勝手に綾子に捨てられた話になった時、
「私のお父さんは一人しかいない」と言っていましたよね。

そんな春海から出た「お父さん」という言葉。

光司の涙に私も思わずグッときました。
やっと呼んでもらえてよかったね、光司さん。

光司の仕事のことでも「好きな音楽を続けてほしいし、
光司さんが光司さんのペースでやれる仕事なら応援したい」
と言っていて、本当に優しい子だなと思いました。

春海もこの三ヶ月で大きく変化しましたよね。

これも満のおかげですねー。

 

いろいろあったけど、結局は愛すべきニートだった満

ノートに大きく「やれ」と書いてやっと一歩進み、
スーツに身を包んで房枝にコーヒーを淹れてあげる姿、
いつも言い合いをしていたあの綾子が涙を浮かべながら応援している姿…
すべてがよかったです。

プライドが高く屁理屈ばかり並べる満を、
少し幻滅もしながらも見てきましたが、
今までのことはすべて許せてしまえるような、そんな最終回でした。

結局、就職できたのかどうかはわかりませんでしたが、
もし続編があるならそこもぜひ描いてほしいなと思います。

光司の再就職や、春海の夢に向かって邁進している姿も見たいです。