好きな女の子とのデートの行き先に悩む大学生から、相談を受ける一路と二路。
ただの恋愛相談のはずが、しまいにはさっちゃんをも巻き込むことに!
Contents
【コタキ兄弟と四苦八苦/3話あらすじ】
第三話「曠夫受苦(こうふじゅく)」
一路と有花が会っているのを見てしまった二路は、そのまま後をつけ、二人が夜のテラスでビールを飲みながら話しているのをのぞき見します。
翌朝、喫茶シャバダバにいるコタキ兄弟。
さっちゃんと楽しそうに話す一路を見て二路は、
昨日の有花との密会を見ていたこともあり「女なら誰でもいいのか」とぼやき、
帰ろうとします。
それをさっちゃんが引き留め、またもムラタがランチに来て、
「二人にレンタルおやじを頼みたい」と言っていたことを伝えます。
この際正式にレンタルおやじをやればいいと勧めるさっちゃんに、
一路は「無職」ではなくついこの間まで予備校講師をしていて
あくまでも「休職中」なんだと言います。
しかし本当は、一路は2年前にクビ同然で辞めていました。
おまけに生徒から、暗いだの偉そうだのと
ネットで悪い評判が書かれていたと二路から明かされます。
しかしそれはネットの陰謀だと言い訳をする一路。
そこへ、依頼人の大学生・坂井(望月歩)がやってきました。
依頼内容は「恋愛相談」
女の子との恋愛についてが相談内容だと知り、一瞬ためらうも引き受ける一路と、有花とのことがあり不機嫌のままでいる二路。
二か月前に出会った好きな女の子からデートに誘われ、
何をするか2つ提案されたため、どちらを選ぶべきか悩んでいるとのことでした。
A案は水族館、B案は耳をすませばを坂井の家(一人暮らし)で見ること。
真面目でモテない一路はA、モテる二路はBを勧めます。
見事に二人の意見が分かれてしまったため、
どちらがどういいのか1分間のプレゼンをすることになります。
お互いを知り、徐々に距離を縮めていくべきだと言う一路。
「魚を見るより彼女とイチャイチャしたい」と、7秒でプレゼンを終える二路。
どちらの意見にも共感はするものの決められない坂井を前に、
一路と二路は引き続き論争を続けます。
一路は、耳をすませばは「中学生が主人公の女の子に
プロポーズするという内容だから、耳をすませばを観た後に
イチャイチャするということは、プロポーズも同然だ」と
なかなかぶっ飛んだ持論を展開。
しかし、女の子はまだ自分の彼女というわけではないと言う坂井に、
「デートは彼女とするものだ」と厳しく言う一路。
その発言に、驚いて言葉が出ない二路たち…
さっちゃんの神対応
一路の発言から、今度は男女の関係となる線引きはどこからという話になり、
一路は「女性と二人っきりで食事をする=付き合っている、
もしくは将来的にそういう関係になる間柄」を意味すると言います。
それを聞いた二路は、一路と有花がビールを飲みながら話していたことを思いだし、
「女は食事ぐらい行くし、ビールだって誰とでも飲む!」と強く言い返し、
一路に「モテないくせに」や「キモい」と言います。
それを聞いた坂井が、「モテるってそんなに偉いんですか?
相手がいなきゃ一人前じゃないみたいな、そんなのはおかしい!」と
突然怒り始め、一路側に加勢。
そしてついには、もう彼女とデートもしない、
独りでも幸せになってみせると宣言します。
坂井の決意に感動した一路は、坂井と結託。
しかしそこで、さっちゃんが反論。
「モテようがモテまいが、この人たちは結局人生上手くいっていない」と、
一路と二路のことを例に出し、ここで人生を決めてはだめだと言います。
デートを断れば、せっかく誘ってくれた彼女を傷つけることになってしまう。
どちらを選んだとしても、彼女と楽しく過ごすことが大事だと坂井を諭すさっちゃん。
その言葉に坂井は納得し、会計を済ませます。
その帰り際、坂井はさっちゃんに、高校の時に初めてデートをした彼女から、
デート後にLINEで「キモい」と言われたことを打ち明けます。
何がいけなかったのかをすごく悩み、それが坂井の中でトラウマになっていたのでした。
そんな坂井の前に握手の手を出し、
「大丈夫、きもくないよ」と笑顔で伝えるさっちゃん。
しかし坂井は、浮気になるからと握手を丁重に断り、店を出て行くのでした。
一路の器の小ささが露呈
坂井が出て行ってからも、「付き合った女性なんていないだろ」と、
一路を見下す二路。
そこで二路は、ずっと聞きたかった有花とのことを聞きます。
なぜ会っていたのか?いつから会っていたのか?
しかし一路は、自分から言うことではないから
有花から聞くようにと答えるにとどまりました。
そこでさっちゃんが、二人へレンタルおやじの報酬を500円ずつ渡します。
二人で一人の契約のため、報酬が1000円であれば半分ずつになってしまうのです。
不満を言う二路に対し、「1本500円のモモ焼きが買える」と言って
ありがたく受け取る一路。
そこで一路は、「8年前に佐賀屋のモモ焼きを勝手に食べた」と二路に言います。
一路は、給料日に1本買って食べるという月に一度の楽しみを二路に取られたため、
二路を勘当したのでした。
しかし当の本人はまったく覚えておらず。
一路の器の小ささに呆気に取られる二路とさっちゃんなのでした。
有花が一路と会っていたワケは…
有花と会い、一路と会っている理由を問いただす二路。
有花は、娘の留学を叶えるために一路からお金を借りており、
その返済のために毎月会っていたのです。
留学については二路にも相談はしていたものの、
二路は「何とかなる」と口で言うだけで、
必死に働いて実際に何とかしてきたのは有花の方でした。
そんな生活に疲れた有花は、「義兄さんみたいな人と結婚すればよかった」と
零すのでした…
同じ頃、一路は家で婚活サイトを見ながら、
自分宛のメッセージが0件であることに落ち込んでいました。
一路は密かに、婚活サイトに登録していたのです。
休職中がだめなのかと思い、職業欄を「元予備校講師」に書き直す一路。
そこでふと思い立ち、SNSで自分の名前を検索すると、
二路が言っていた通り「顔、声、授業全部気持ち悪い」だの
「暗い、偉そう、笑えないの三拍子が揃っている」など
一路への酷評ばかりが出てきました。
一路はさらに落ち込み、その場に寝転んで「仕事が欲しい~!」と嘆くのでした。
【コタキ兄弟と四苦八苦・3話感想。芳根京子が影の主役?さっちゃん大活躍の回だと話題に!】
最初は、坂井の恋愛相談を楽しんでいるだけに見えたさっちゃんでしたが、
最後の「二人で楽しく過ごすことが大事」という正論がすごく気持ちよかったです。
一番重みがあって、見ている側も納得。
もうレンタルさっちゃんでいいんじゃないか?(笑)
相談してきた坂井を置いてけぼりにして、言い合う兄弟への「黙って」も最高でした。
いいですね、こういう子好きです(笑)
一路の器の小ささを知った時の、蔑む目もよかったですね。
主演の二人もいいですが、芳根京子ちゃんがほんといい味出してるドラマだと思います。
思わず笑ってしまう兄弟の会話
二路から、自分のネットでの評判のことを言われたときの
二人の言い合いが面白かった(笑)
Googleの陰謀だから信じるなと言うも、
Yahooも同じ結果だったと言われ「Yahooも俺の敵か…」と言う一連の流れ。
会話のテンポが良くて、ふふって少し笑ってしまいました(笑)
一路が有花と会っていたのは、やっぱり理由がありましたね。
お金を借りていたとは思わなかったですが。
有花の話を聞いていて思ったのは、やっぱり「働けよ、二路」。
心の中で突っ込んでしまいました。
自分一人だけが必死に働いていて、家庭のことに協力的じゃない夫…
そりゃ、離婚もしたくなるわ…
一路の持論に驚愕
一路のようなタイプは、やっぱり「付き合う前にデートするなんてあり得ない」と
考えていますよね。
何回かご飯行ったり、遊びに行ったりを重ねてから
付き合うという段階に行くものだ思っていないことは予想がつきましたが、
耳をすませばを見たあとにイチャイチャしたらそれはプロポーズ同然っていうのは、
さすがに飛躍しすぎ(笑)
だからモテないんだな(笑)
坂井青年の今後に期待!
モテる・モテないで、一人前だとかそうじゃないとかを決めるのは
おかしいと発言した坂井青年。
今の世の中は、やっぱりそういうので優劣が決まったりしますからね。
そのためには自分に彼女が居ては説得力がないからと、
デートを断ろうとするところに、誠実さを感じました。
ただまぁ、坂井青年も男ですから…Bの「家で一緒にDVDを見る」という案に
心が向いていたとは思いますけどね(笑)
ただそれを選択してしまうと、高校生の時と同じように
また「キモい」と言われてしまうかもしれないと思ったから、
誰かに相談したくてレンタルおやじを使ったのかも。
最初に、友達には相談できないと言っていましたが、確かにこれは相談しにくい内容だわ。友達だったらすぐB勧めそうだし(笑)
坂井青年がどちらを選んだのかは結局わからずじまいですが、ぜひ応援したいです。