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「コタキ兄弟と四苦八苦」4話ネタバレ感想。レンタルおやじ兄弟、初の長期依頼!兄弟の優しさが一人の女性を救う?

「あと3ヶ月で世界が終わる」
そう唱える終末論者の女性から、長期の依頼を受ける兄弟。
しかしその言葉には別の意味が込められていて…

コタキ兄弟と四苦八苦/4話あらすじ

第四話「死苦(しく)」

今回の依頼者は、島須弥子(樋口)という60歳の独身女性。
今までのように1日ではなく、3ヶ月間という長期の契約ということで、
須弥子の面談を受ける一路と二路。

二人のポンコツぶりに説教をする須弥子でしたが、なぜか採用。
二路が何となく、3ヶ月後に何があるのかと聞くと、
須弥子は「世界が終わるのよ」と答えるのでした。

須弥子に振り回される一路と二路

週に2回、須弥子の買い物に付き合う二人。
須弥子は二人の名前を覚えず「何路」と呼び、自分は疲れたからと言って動かず、
二人に服の写真を撮ってこさせ、それを見ながら服を決めたり、
荷物持ちをさせたりと、まるで奴隷のように二人をこき使います

須弥子は「歴史には終わりがあり、それが歴史そのものの目的でもある」
という思想を持った、いわゆる終末論者ではないかと考える二人でしたが、
一路が「3ヶ月で世界は終わる」と言い切る須弥子の言葉に影響されてしまい、
いろんなオカルトサイトや予言書を調べ始め、意味不明な言葉を口走るように。

その姿を見た二路は、「兄貴に終末論は混ぜるな危険だった」とさっちゃんにボヤきます。

「世界が終わる」の本当の意味

契約から1ヶ月。
二人は須弥子と一緒に、海辺の別荘へ引っ越す手伝いへ。

しかしそこは、ホスピスでした。

須弥子は病気を患っており、ホスピスへ入るためにマンションを売り
財産もすべて処分したのだと言います。

須弥子がずっと終わると言っていた世界というのは、
「3ヶ月後に須弥子の人生が終わる」という意味だったことを、
二人はここでようやく知ります。

お見舞いに時間を取らせることも、気を遣わせることもしたくない、
自分の死際を見せて今までの思い出を嫌なものにしたくないからと、
病気のことは誰にも話していないという須弥子。

とはいえ、週に2回ぐらいは誰かと話したいからと、レンタルおやじを依頼したのでした。

 



近くなる須弥子とコタキ兄弟の距離

週に2回、今度はホスピスへ通い始める一路と二路。

ある日、二人は兄弟なのに全然似ていないという話から、二人の両親の話に。

父親は自称発明家でしたが、今は行方不明。
無職で金なし、というところもあって二路は父親似でした。

母親はお嬢様育ちでしたが、母親にも似ていなかった一路は、
自分は養子ではないかと疑い戸籍まで確認したことを話します。

母親は、52歳という若さでこの世を去っていました。
その話を聞き、「息子二人に送られて幸せだったでしょうね」と言う須弥子。

その日の夜、須弥子は死なないんじゃないかと明るく言う二路の背中に、
一路は「また逃げるのか」と言葉を投げます。

母親は、二路のことをとても可愛がっており、
最期の時までずっと二路に会いたがっていました。

しかし二路は怖くなり、事故にあったと適当に理由をつけ、
母親の最期に立ち会わなかったのです。

そんな過去があったからこそ一路は二路に「須弥子さんの最後の日は逃げるなよ」と
釘を刺すのでした。

そしてまたある日。
一路と二路のことを「何路」と、相変わらず名前で呼ばない須弥子でしたが、
出会った頃のような刺々しさはありませんでした。

そして須弥子は、子供の頃の話を二人にし始めます。

小学校卒業式の日、ずっと綺麗だなと思っていた理科室の水晶玉を盗んだ。
それを海辺で夕陽にかざした途端、罪悪感に襲われ、
そのまま海に投げ捨ててしまいました。

須弥子は、もし誰かを傷つけたとしてその罪で病気になったのだとしたら
やり切れないからと、「病気になったのは、盗んだ水晶玉を海に捨てた罰」と
思いたかったと言います。

どうして自分だけ、世界から消えてしまうんだろうと呟く須弥子。
そんな須弥子を励ますため、二人は世界各地で伝わる「世界の終わり」を
須弥子にプレゼン。

世界も、人も、これまで何度も滅びている。
そう力説する二人に、須弥子は笑いながら「一路も二路もバカね」と
名前で呼ぶのでした。

須弥子との別れ

それから1ヶ月。
喪服を身に纏ったコタキ兄弟と、ムラタがいました。

まだ1ヶ月契約が残っていたのに突然切られてしまい、
その間ホスピスに行けなかった一路と二路は、
ムラタからの電話で須弥子が亡くなったことを知ります。

一路たちがいたのは、カフェ。
葬式は行われず、簡単な食事会が催されたのでした。

最期に立ち会ったのは、ムラタと弁護士。

自分の骨は海に散骨してほしいと強く希望していた須弥子は、
最期に「嫌われるくらいがよかったのに。何路くらいがちょうどよかった」と
言い残したそう。

その言葉を聞き、須弥子が契約解除をした理由に気づいた一路と二路は
「ひどい人だ…」と呟くのでした。

 



 

コタキ兄弟と四苦八苦・4話感想。須弥子の印象の変化、最後に繋げるための何気ない会話…脚本と伏線回収が見事な回

突然レンタルおやじの契約を切った須弥子さん。
それは、親しい人に死際を見せたくないと言っていたことに繋がっていました。

一人で逝くつもりだったのに、コタキ兄弟の名前を覚えてしまった。

コタキ兄弟の優しさに触れ、「親しい人」のうちに入ってしまったから
あえて遠ざけたんですね。

タイトルの死苦(死んでいく苦しみ)は、須弥子さんのことを指していたのかもしれません。

二人に出会えたことで、須弥子さんは死んでいく苦しみを少しでも減らして、
幸せな気持ちで旅立つことができたのかなと思いたいです。

須弥子の素敵な生き方に感動

世界が終わるとかよくわからない理由でお金を使いまくって、わがままで、
人のことをこき使っても平気で。

なんて人なんだろう…とちょっとイライラしながら見ていたのですが、
最後には「こういう人になりたい」と思うようになっていました。

どう分かるかで揉めることが多い財産をなくし、
誰にも迷惑かけないためにホスピスに入り、そのままひっそりと亡くなり、
お葬式もしない。

骨も海への散骨を希望。
そうすればお墓を作るお金もかからない。

散骨を海にしたいというのは、水晶玉のエピソードに繋がっていたんですね。

香典はお断りで自分のために使ってくださいと言うメッセージまで遺して…

かっこいい。優しい。そして、強い人だなと思いました。

最初の嫌な印象はどこへやら。

そうやって自然と印象が変わるように書いてるのがすごいですよね。
さすが野木亜紀子さんです。

兄弟の両親の詳細が判明

実はちょっと気になっていた、コタキ兄弟の両親の現在。
お父さんは行方不明、お母さんは亡くなられていたんですね。

両親の話はすごく自然な流れで出てきたので、
気になっていたことがまた一つ消化されてすっきりしました(笑)

お父さんは、もしかしたら今後出てくるかもしれませんよね。
依頼主として出てきたら面白いのになーと思います(笑)