未分類

「コタキ兄弟と四苦八苦」5話ネタバレ感想。さっちゃんがレジのお金を盗む!?いつもいる居眠り常連客の正体も明らかに!

さっちゃんがお店のお金を盗む瞬間を目撃してしまう一路。
何とか改心させようと、一路は二路をも巻き込み行動するもすべて裏目に出てしまい…!?

コタキ兄弟と四苦八苦/5話あらすじ

第五話「愚慮弄苦」

一路と二路は、レンタルおやじの依頼人である「後藤」が来るのをシャバダバで待っていました。

さっちゃんは不在。
レジに「すぐ戻ります。しばらくお待ちください」という張り紙がありました。

待っている間、一路は二路に生活の態度を指摘。
二路は周りをよく散らかしているし、トイレでも紙を使い切っても替えなかったりするなど、
いい加減なところがあるため、一路は「兄弟とはいえ一緒に暮らす人への慮りが大切だ」と言います。
しかし二路は一路の説教を真面目に聞かず、聞き流していました。

そうして依頼人の後藤を待つ中、いつもシャバダバの片隅に座って寝ている老人が、ふとレジ前に立ちます。
それを見た二人は老人を席に戻し、二路が童謡の「ふしぎなポケット」を歌って寝かせつけました。

老人の正体とさっちゃんの過去

そこへ常連客のおばさん二人が来店。
すると、二路の歌で寝たはずの老人が起きて立ち上がり、水を運んできたため、
一路たちが店の人は居ないことを話そうとすると、おばさん二人から「この人お店の人よ」と言いました。

実は、いつも隅っこで居眠りをしていたこの老人は、シャバダバの店主だったのです。

さっちゃんは最近来たただのアルバイトで、元々は時給800円でしたが
「労働ナントカ法で毎月50円アップしないといけない」と店主を言いくるめ、
今は時給1200円で働いていました。



さっちゃんがレジのお金を窃盗!?

その後、買い物から帰ってきたさっちゃんは、買い物の領収書とおつりをレジに入れ、
周りを気にしながら、レジから3万円を抜き取ってエプロンの中に入れます。

その瞬間を見てしまった一路は、すぐに指摘はせず二路に
「もしお前にとって有花さんのような人が犯罪をするところを見たらどうする?」と、
さっちゃんの名前は出さずそれとなく相談をします。

しかし思った回答は得られず、一人悩む一路。

そこへ、納入業者と思われる三河屋が来て、店主にお金を要求。
さっちゃんが席を外していたため、店主がレジを開けますが、当然ながら万札はありません。
三河屋は諦めて帰って行きました。

これを見た一路は、さっちゃんに疑いがかからないようにするため、
自分のお金をレジにこっそり入れようと考えますが、財布には3000円しかありませんでした。

一路は、二路に野暮用だと言って銀行へ。

一方二路は、一路が財布の中身を確認した姿を見て、一路がレジから金を取ったんだと勘違いし、
さっきの犯罪の問いかけも、生活費がもうないことから犯罪に手を染めようとしていた
一路なりのSOSだったのかもしれないと考えます。

銀行から残りの全財産・7万円を下ろして戻ってきた一路。
わざとらしくコーヒーカップを落として割り、二路とさっちゃんが片づけている間にこっそりレジへ3万円を入れます。

そして、割れたカップ3000円を弁償したいからと1万円をさっちゃんに渡します。
さっちゃんは、お釣りを渡そうとレジを開けると、3万円入っていることに気づいて驚きます。
これで心を入れ替えてほしいと一路は願いましたが、さっちゃんはその3万円をまたエプロンのポケットにしまいます。

一路は驚いて思わず口にした水を吹き出し、自分の願いが届かなかったことに悲しくなりながらも、
まだ残っている残りの3万円をまたレジに入れようとします。

しかし財布の中は空っぽで、落としたのかもしれないと床に這いつくばって探します。
そんな一路の姿に、ほくそ笑む二路。

実は一路の財布から3万円を取ったのは二路で、子供の頃に母親の財布からお金を抜き取ることには慣れていました。

二路は、3万円の他に入っていた数千円も一路がレジから取ったものだと思っていたため、
こっそり店主にだけ「無くなったお金はそこに落ちていた」と伝え、すべてレジに入れるのでした。

さっちゃんがお金を取った理由は?

一方、さっちゃんは洗い物をしながらお金が増えた理由を考えていました。
二路が歌っていたふしぎなポケットの「ポケットをたたくとビスケットがふたつ」という歌詞から、
もしかしたらポケットを叩くとお金が増えるのかもしれないと考え、試してみてからレジを開けると、
3万円+数千円が。

驚くさっちゃんを見て二路は、「無くなったお金が戻ってきたから驚いているんだ」と勘違いに勘違いを重ねます。

その後、店主からレジのお金は無くなってなかったと言われた一路は、
さっちゃんが盗んだのは気のせいと思うも、自分の財布からお金が消えた謎は解けないままでした。

その夜、さっちゃんは元々レジにあった3万円+一路が勘違いをして入れた3万円
+カップの弁償として預かった1万円+二路が勘違いをして入れた3万円の
計10万円を喫茶店の口座に入金します。

その後で焼き鳥屋に寄り、店員のおばさんと三河屋の話をします。

実は、三河屋はいろんな商品を売りつけてくる業者で、シャバダバにもよく出入りしており、
時にはさっちゃんが席を外しているときに来ることもありました。

そんな時に、店主が誤って三河屋にお金を出してしまうことを避けるため、
さっちゃんはなるべくレジに万札を置かないようにしていたのです。

一方、一路はそんな事情があったとはつゆ知らず、全財産をなくしたことに絶望していました。

一路の泥棒疑惑は、二路に説明をしたため晴れていましたが、
かといってさっちゃんに返してほしいと言えるわけもなく。

「俺にはっきり聞けばよかったろ」と言う一路に「慮れって言ったのは兄貴だ」と言い返す二路。
こうなったのもすべて、依頼したにもかかわらず来なかった後藤のせいだとぼやくのでした。



店主の正体は…

「今日も平和だった」と言って、店を閉める店主。
そして、レンタルおやじの張り紙を見ながら「会って見たかったのにこなかった」と呟きます。
実は店主こそが、今回レンタルおやじの依頼をしてきた「後藤米吉」なのでした。

コタキ兄弟と四苦八苦・5話感想。行き違うそれぞれの「慮り」が面白い!勘違いドタバタ回に拍手!居眠り客の正体も明らかに!

すれ違う三人の慮り

店主のことを慮ったさっちゃん。
さっちゃんのことを慮った一路。
そんな一路を慮った二路。

一路と二路に関しては、重ねに重ねまくった勘違いの独白が面白かったです。
ちょっとしたコントのようで、どういう結末になるんだろうとワクワクしていました(笑)

「ふしぎなポケット」という曲名も歌詞も、全部壮大なフリになっていたんですね。
結末を知ってからもう一回見てみると、また違った面白さがありそうです。

実は最初から店にいた今回の依頼人

最後に判明する、居眠り客の正体。
まさかシャバダバの店主だったなんて…

いつかは何かしら絡んでくるかなとは思っていましたが、
まさかシャバダバの店主として物語に入ってくるとは(笑)

ただの常連客だと思っていたので、びっくりです。

さらに、レンタルおやじを依頼したにもかかわらずまったく現れなかった「後藤」が
実は店主だったっていうオチにもまた驚き。

最後に全部繋がる脚本、素晴らしいです。

レンタルおやじの宣伝の張り紙にある二人は、サングラスをかけていました。
だから店主は、一路と二路がレンタルおやじだって気づかなかったみたいですが、
あれだけ店でやってたのにわからないってところがまた面白かったです。

ずっと寝てるもんね。そりゃ気づかないか(笑)

腹黒さっちゃん恐るべし

毎月50円ずつ増える時給…いいですね、私も欲しい。

さっちゃんに上手く言いくるめられて、店主はさっちゃんの時給を上げていますが、
人件費がかかりすぎてお店がつぶれないか心配です(笑)

意外と儲かっているのかな?

とはいえ、お店の売り上げを銀行に入れに行ったりと、アルバイトでもしっかりお金の管理をやっていて、
すごく働き者だなと思ったのですが、まさか店を貰い受けようとしていたとは…

時給のこともですが、虎視眈々と喫茶店の店主を狙っているところもなかなか策士というか、腹黒いですね(笑)
でもその一方で、ポケットを叩いたらお金が増えるかな?なんて思って実行しちゃうところは可愛いなと思いました。