働き方に対し真正面から向き合ったTBS系ドラマ「わたし、定時で帰ります」で
WEB制作会社のディレクター役を務めた吉高由里子が、
今度は日テレで「敏腕記者」に変身!
数々のスクープを追いながら、
母が死ぬ間際に残したある一言の真実にも迫っていく…
脚本家の大石静によるオリジナル作品で、重岡大毅(ジャニーズWEST)、佐々木蔵之介など豪華メンバーが脇を固めます!
Contents
登場人物/メインキャスト
真壁ケイト(吉高由里子)
売上部数1位をキープする東源出版・「週刊イースト」の特集班。
政治家の不正、芸能人のスキャンダルなど幅広くスクープを狙う敏腕記者。
岩谷進(佐々木蔵之介)
東源出版・「週刊イースト」編集長。
部下から厚い信頼を得ている。
尾高由一郎(柄本佑)
ケイトの元カレ。現在は妻子持ち。
報道カメラマンだったが、
あることをきっかけにフリーランスの動物カメラマンに転身。
野中春樹(重岡大毅)
東源出版・「週刊イースト」の連載班。
ケイトの今カレ。そろそろプロポーズしようか悩んでいる。
乃十阿徹(小林薫)
物語を大きく動かす謎の自転車屋の男。
真壁杏南(秋吉久美子)
ケイトの母。映画評論家であり、字幕翻訳の第一人者。
亡くなる直前にケイトに意味深な言葉を残す。
知らなくていいコト/1話あらすじ
毎日忙しく働く週刊イーストの記者・真壁ケイト。
家に戻ると、自分が出ているテレビを見ている
母・杏南(秋吉久美子)の姿が。
杏南は映画評論家であり、テレビにも出演するほどの有名人でした。
風呂に入りに戻っただけだったケイトは、
急いで仕事に向かい、会議室へ。
そこには特集班のデスク・黒川(山内圭哉)ら特集班の姿があり、
仕事の打ち合わせをしていました。
早速ケイトも自分が掴んだスクープを話しますが、
そこへ杏南がくも膜下出血で倒れたと電話が入ります。
ケイトは急いで病院へ駆けつけ、杏南に声をかけますが、
杏南は「ケイトのお父さんはキアヌ・リーヴス」と言い残して
亡くなってしまうのでした…
杏南がキアヌ・リーヴスと知り合いであることを裏付ける証拠が…
杏南の葬式の準備に追われるケイト。
その横には、恋人の野中春樹(重岡大毅)がいました。
遺影の写真は、ケイトのかつての恋人・尾高由一郎(柄本佑)が
撮ったものが使われており、とてもきれいに写っていました。
その夜、ケイトは春樹に冗談半分で杏南が言い残した言葉を伝えますが、
ジョークだったのではないかと言われます。
春樹が帰った後、杏南の書斎を整理するケイト。
そこで、「最高だったよ、また会おうね」と英語で書かれた手紙と、
若き日のキアヌ・リーヴスと写る母の姿を見つけてしまいます。
キアヌ・リーヴスは1985年に映画デビューしていることと、
手紙はFAXで送られておりその日付が1986年であることから、
「デビューの1年後にキアヌは杏南と知り合い、
さらにその1年後に自分が生まれたのではないか」と考えます。
復帰したケイトが追うのは詐欺事件
忌引中にも関わらず復帰したケイトは、
70歳の高齢女性・笑子(倍賞美津子)を騙しているという詐欺のネタを追うことに。
ケイトが笑子の息子に取材をしたところ、
笑子はネット上の架空の人物に恋をして大金を貢いでおり、
自分が止めても聞いてくれないのだと言います。
笑子が茶道教室を開いていることから、
取材をするため入部をするケイトでしたが、笑子のガードは固く、
望む答えが得られない上に足も痺れてしまい、取材は難航。
しかも、ケイトが茶道教室にいる最中にも笑子は騙されてしまい、
ケイトの説得にもまったく耳を貸さず、ケイトを破門にしてしまいます。
見え隠れする尾高の過去
海外出張から戻りお線香を上げに来た尾高から、杏南との写真を渡され、
思わず涙するケイト。
帰ろうとする尾高にケイトは、思い切って杏南の最期の言葉のことを話します。
1986年に二人が会っていたことは確かだし、
その頃に妊娠していたらあり得ると話すと、尾高は「素敵な話だ」と言い、
その話を信じてくれました。
春樹の時とは反応が違い、父親キアヌ説を否定しない尾高の言葉に、
ケイトは励まされます。
しかし尾高はその帰り、3年前のある出来事を思い出していました…
ケイト自身のルーツに関わる衝撃の事実が判明
杏南の遺品を整理していると、「スタインベック エデンの東」と
書かれた杏南の卒論を見つけます。
「ケイト」はエデンの東の登場人物の名前であることがわかり、
次々とページをめくっていくと、
「T to A 1985」と刻まれた指輪が挟まっていました。
指輪店に行って確認すると、指輪を買ったのは「のとあとおる」という
男だったことが判明。
その名前に聞き覚えがあったケイトは、ネットで検索してみると、
「大学教授の乃十阿徹 無差別殺人」という文字が一番に出てきました。
乃十阿徹は、アメリカの小説家であるスタインベックの研究の
第一人者と知られていました。
不安になったケイトはその夜、家に来た春樹に、
自分が殺人犯の娘であることを泣きながら告白。
プロポーズをしてくれていた春樹に、それでも自分と結婚できるのかと聞きますが、
「気持ちは変わらない」と言い、ケイトを一生守ると約束。
春樹の言葉に救われるケイトなのでした。
敏腕記者VS茶道の先生!ついに決着
「恋の話がしたい」と言い、茶道教室を訪ねます。
ケイトは、笑子に「先生はアイラブユーをお金で買った。
愛しているという言葉は人をどん底から頂点へ引っ張り上げてくれる」と言い、
自分もまた、愛の言葉に救われたと話します。
自分で稼いだお金で愛を買うことは、それもまた素敵な人生だと、
笑子が持っている「愛」を否定したことを謝罪。
笑子はずっと生きていくことに辛さを感じていたからこそ、
嘘だと分かっていながら、愛を買っていたのでした。
そんな笑子にケイトは「嘘と承知で愛を買うならそれも人生だが、
嘘と知らずに買う人は救わなくてはいけない」と言い、
改めてそのラブストーリーを記事にさせてほしいとお願いをします。
笑子はそれを承諾し、ケイトは見事スクープを飾るのでした。
春樹に振られるケイト
結婚前にすべてを知っておきたいと思ったケイトは、
昔、乃十阿徹の写真を撮っていた尾高に、
自分の父親はキアヌ・リーヴスじゃなくて乃十阿徹だと
知っていたのではないかと問いただしますが、はぐらかされてしまいます。
その夜、ケイトは家に来た春樹から
「頭ではお父さんが誰でも関係ないとは思っているけど、
子供ができたら犯罪者の遺伝子を継いでしまうことを考えてしまう」と言われ、
別れを告げられてしまうのでした…
知らなくていいコト・1話感想。母親の言葉の真実を追うシリアスパートで進む?1話完結お仕事パートで進む?何に重きをおいているのか曖昧なドラマ
1話を見てまず思ったのは「どのジャンル?」でした。
最初はケイトが仕事や恋に頑張っていること、
仕事仲間とその仕事内容がメインに描かれていて、
かつお父さんがキアヌ・リーヴスかもっていう
ちょっとコメディも入ったお仕事系ドラマかと思いきや、
キアヌ・リーヴスじゃなくて殺人犯だったって発覚してからは突然ミステリー系に。
その二つを行ったり来たりするから、
どんな気持ちで見ていいのかわからず戸惑いました(笑)
去年、吉高由里子さんが出ていた「わたし定時で帰ります」みたいな
感じを想像していたからっていうのもあるかもですが。
メインはお仕事パートで、後半に真実を追うパートってそれぞれ固めてくれたら、
まだ見やすいのかな?と思いました。
でも「お父さんが殺人犯かもしれない、その真相を調べよう!」みたいな展開は、
先が読めないし面白いですよね。
ミステリー好きにはいいかと思います。私も含めて(笑)
早すぎる結論と春樹の「別れる」という選択
乃十阿徹のことで、ケイトに別れを切り出す春樹でしたが…
乃十阿徹が父親だって結論出すの早すぎません?(笑)
ケイトが杏南と乃十阿徹の間に生まれた子かどうかの確証もないし!
杏南が当時付き合った人が暴力振るう人で、
その人との間にできた子供がケイトで…とかも考えられるし!
もしそうなら、杏南とケイトを守るために、
乃十阿徹がその人を殺したとかも考えられるし!
乃十阿徹のことをもっと調べてある程度わかってきてから、
春樹に話してもよかったのでは…
辛いし黙っていられないのはわかるけど。
違うかもしれないのに、それで別れるなんて辛すぎるでしょう。
乃十阿徹のことがあるから断ったってだけで、
ケイトと結婚したいっていう気持ちは本気そうだったし。
すごくいいプロポーズだったのに…
尾高(柄本佑)は何を知っている?
ケイトとは別れてはいるものの、仲良く普通に接する尾高。
https://twitter.com/oricon/status/1214747301400285184
喧嘩別れしたとか、そんな感じではなさそうですよね。
3年前、乃十阿徹が出所した時の写真を杏南に見せ、
杏南が泣いているという回想シーンがありました。
乃十阿徹がケイトの父親かもしれないと知っていたようですし、
ケイトのためを思って何かを隠し、
ケイトを守るために別れたのかなとも思いますが、
何か裏があるような気もするし…まだまだ信用できません。。
話の構成がちょっと気にはなりますが、
尾高を始め乃十阿徹や、杏南との関係など
内容としては続きが気になるような描き方がされているので、
次回も楽しみにしたいと思います。