実家に帰ろうとするまどか、まどかの気持ちを知ったゆきえ、
そしてまどかとの別れを前に桑野がとった行動とは?
それぞれが選ぶ未来は…
Contents
まだ結婚できない男・10話のあらすじ
桑野は、設計の依頼主・木村の弁護士事務所へ向かいます。
木村は、妻とは仲が悪かったわけではないが、
自分が定年を迎えた途端態度が変わり、離婚にまで至ったのだという。
きっと、離婚してすぐ家を建ててセカンドライフを楽しもうとする
自分が許せないのだろうと言う木村。
桑野は、証人として設計までのいきさつや、
作業がどこまで進んでるかなどを裁判で証言することになります。
木村の裁判が始まる
女性と住むつもりであることを隠して離婚協議を進め、
土地を取得しようとしているのだとしたら、
建築の正当性はなくなると指摘するまどかに対し、
「一人用の家を設計している」と言う桑野は、
設計図を出しながらどんなコンセプトで考えたのかを説明。
新しい家は、壁の下に穴をいくつか開け、
そこにレールを置いて家中に鉄道の模型を走らせられるようにしていたり、
物置を大きく取っていたりと、木村が存分に趣味を楽しめるような構造になっていました。
妻は、木村のそんな趣味は知らなかったと言いますが、
実はインテリアが趣味の妻にはずっと内緒にしていたと言います。
言い合っていると、いつの間にかまどかが尋問される側になってしまい、
私に聞くなと言うと「逃げるんですか」と挑発され、
「趣味を我慢していた夫も妻も寂しかった、お互いが相手の立場に立てば…」と
途中まで言いかけて口をつぐみます。
設計図を変更する桑野
おもちの飼い主・工藤(RED RICE)と仲良くなり、映画を見に行く約束をした早紀。
その話を聞いた桑野は、早紀に頼まれて2人が映画館に行っている間だけ
おもちとタツオを預かることになります。
https://twitter.com/kekkon_ktv/status/1204223605782937600
桑野は、2匹の仲の良さを見たり、裁判中のまどかの言葉を思い出しながら
木村の家の設計図に手を加えていきました。
まどかの気持ちに気づくゆきえ
店で1人、英治の結婚式の写真を見るゆきえ。
桑野が写っているのを見て微笑み、まどかの写真を見て寂しそうに微笑みます。
次の日まどかは、母親の具合が悪いから
事務所を畳んで長野に帰ろうか悩んでいる、と有希江に打ち明けます。
裁判での発言から、まどかの気持ちを感じ取っていたゆきえは、
まどかに「桑野とのもんじゃデートも、楽しかったと言ったのは
まどかを焚きつけたかっただけで嘘だった、
自分と桑野がいい感じなのは合わせてるだけ」と言います。
まどかが有希江の店から事務所に帰ってくると、桑野がいました。
桑野はまどかに、変更を加えた設計図を見せ、
まどかから木村夫妻に渡してほしいと頼みます。
その設計図は、二人がやり直すことになってもいいように、
一人ではなく二人のことを考えたものに変わっていました。
あれだけ一人用の家にこだわっていたのになぜ変えたのか理由を問うと、
桑野は、人生100年というこの時代、一人で平気な人はいいが
まどかがあまりにも一人じゃ寂しいと言うからだと答えるのでした。
実家に帰ることを打ち明けるまどか
後日、ゆきえの店で桑野と会ったまどかは、木村の元妻は訴えを取り下げ、
もう一度やり直そうということになったことを報告。
やり直したいとは思っていたけど言い出せなかったが、
桑野の設計図がきっかけとなって「ここで二人で暮らそう」となったこと、
そして桑野とまどかの裁判中での喧嘩を見て、
自分たちはちゃんと喧嘩したことがなかったことに気づいたのだと言います。
そこでまどかは、桑野に長野に帰って母の事務所を継ぐことも報告。
桑野は驚きつつも、少しテンションが下がり、
まどかの母親を気遣う言葉だけかけて、そのまま店を後にしました。
まどかを引き止める桑野
コンビニで偶然まどかと会った桑野は、いつ長野に帰るのか聞きます。
まどかは、ゆきえや早紀、桑野とも仲良くなれたからどうしようか迷っており
「誰かが行かないで欲しいって止めてくれたら」と答えるのでした。
その後、桑野は長野に帰省していたまどかを呼び出し、
長野に帰れば確かに、仕事も結婚も上手くいくかもしれないけど、
一から人間関係を作っていくのは大変なのだから、
帰るのはやめたほうがいいと告げます。
そして「あなたが居ないとつまらないし、寂しくなるんで」と、
まどかが自分にとってどんな存在なのかを伝えます。
その言葉を聞いてまどかは目を潤ませ、
「桑野さんがそこまで言うなら」といい、長野に帰るのをやめることに。
しかし、自分を必要としてくれる桑野の言葉に喜んだのも束の間、
桑野は「今のはリハーサルで、噛んでしまったからもう一回本番をやる」
と言い出します。
一気に冷めたまどかは、怒って帰ってしまうのでした。
後日、まどかとまたコンビニで偶然に再会した桑野は、
まどかから仲直りしようと提案されます。
公園でお菓子を食べながら、桑野はまたまどかを映画に誘います。
「桑野さんの解説付きですか?懇切丁寧な」
「あなたが、どうしてもと言うなら」
「…しょうがないから、聞いてあげます」
そう言い合ってまどかは微笑み、桑野もまた笑って、
二人で仲良く映画館へ向かうのでした。
まだ結婚できない男・10話感想!あの桑野がまどかに告白!それぞれの気持ちに決着がついた最終回
素直じゃない告白に胸を打たれるも…
長野に帰ろうとするまどかを、桑野さんが引き止めるシーンは
ちょっとグッときましたねー。
あの桑野さんが…あなたがいないとつまらないとか言うなんて…!!
桑野さんがかっこよく見えましたし、
まどかと同じように私も嬉しくなったのですが…
これはリハーサルだとか言うなんて!
本当に台無し!リハーサルってドラマの撮影かよ!(笑)
嬉しくなったあの時間を返してほしいです(笑)
話を詰め込みすぎた感がある最終回
もんじゃデートをきっかけに、ゆきえは桑野さんを好きにはなっていたけど、
まどかの気持ちに気づいて、そっと背中を押してあげるところが良かったです。
「楽しくなかったっていうのは嘘」っていうのが嘘だと思うんですよねー。
ゆきえさんは優しいなぁ。
ただ一つ言うなら、急に話が進んでくっついてしまったから
ちょっと詰め込みすぎかな?と思いました。
この最終回で急に、ゆきえが桑野さんへの気持ちを自覚する
→でもまどかの気持ちを知って身を引く
→桑野さんとまどかの距離が縮まる…って感じだったので、
もうちょっと三角関係を長く描いてくれてもよかったかなと…
ってなってくると、早紀って必要だったのかなとも思いますが(笑)
ゆきえが離婚して一人暮らしするってなって、桑野の隣に引っ越してきて、
ある日仕事終わりに寄ったペットショップで
タツオと出会って飼い始めて…みたいな感じでも行けそうですよね(笑)
桑野信介という男
設計図を変えたのはまどかの一人じゃ寂しいという思いを考えてだったし、
桑野さんも自覚はなかったけど少しずつまどかに惹かれていっていたのでしょうか。
なかなか自分の性格や考え方を変えることは難しいですが、
それは年を重ねればなおさらだと思います。
自分の世界を持ってはいるけど、周りからいい影響を受けて少しだけ変化もする。
それが、今回の設計図変更だったり、
前回のもんじゃ焼きの食べ方だったりするわけで。
英治の結婚式のときだって、
周りに(主にまどかに)背中を押してもらったことで、
素直に感謝と祝福の言葉もかけれていたし。
まぁ変化することなく自分の考えを曲げないこともありますが(笑)、
言うことは正論だったりする。
腹立つこともあるけど、どこか憎めない。
そこが、桑野さんの周りに人が集まる理由なんでしょうね。
そんな絶妙で気難しい男を、13年前と変わらず演じられた阿部寛さんに拍手。
何年も前の役を同じように、でも少し変化もつけて…みたいに演じられるって、
さすが役者さんだなって思いました。
https://twitter.com/kekkon_ktv/status/1204393862623420421
二つのバナナの意味は?
ラストシーン、桑野の部屋のテーブルには、
大きいバナナの房と小さいバナナの房が置かれていました。
バナナはよく、桑野さんがまどかに手土産として渡していたものです。
結婚はまだにしても、
もしかしてお互い家の行き来をするぐらいにはなったのかも…?
人を家に入れるのが嫌な桑野さんですが、あのシーンから考えるとあり得そうです。
もしそうなら、これもすごい変化だ!
この二人はもちろん、早紀と工藤、タツオとおもちの今後も気になるので、
またSPとかで復活してほしいです(*´∀`)
その時は、ゆきえさんにもいい人が現れてますように!