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「俺の話は長い」7話ネタバレ感想。結局明日香のヒモになる?やりたいことを見つける?満が出した答えとは

明日香の家で、自分の「嫌じゃないこと」をリストアップする満がたどり着く答えとは?

一方岸部家では、光司が家族に黙って退職、綾子がプチ家出し問題勃発!?

春海と陸の関係もついに完結か…!?

 

俺の話は長い・7話あらすじ

其の十三「ジンライムと商店街」

春海に言われ墨汁を探していると、綾子と満にあげたお年玉を見つける房枝。

明日香の家にいる満に電話し、明日取りに来ることになりました。

 

次の日の夜、満が実家に戻ると不動産屋とすれ違い、
房枝が家を売ろうとしていることを知ります。

実家は人間が安心するために必要なんだと、
売ることに大反対する満でしたが、房枝はポラリスも辞めようとまで考えていました。

そこで突然、光司がポラリスを継ぐと言い出します。

実は光司は三日前に仕事を辞めていたのでした。

ショックを受けた綾子は、さらに満から、
光司はベースをクラッチに預けていることも聞かされ、
春海を迎えに行くと言って家を出て行ってしまいます。

 

光司のベースを持って帰る綾子

春海を車に乗せ、家に向かう綾子は、光司が黙って仕事を辞めたことを春海に話します。

春海は、綾子の収入があれば何とかなるだろうと言い、そこまで驚きません。

我慢して働いているのは、春海から見ても明らかだったのです。

無理して働かれるよりいいと言いますが、
綾子は仕事を辞めたことよりも相談がなかったことにショックを受けていたのでした。

 

春海を家に戻し、綾子は一人でクラッチへ。

その後綾子を探しに光司がクラッチへ来ますが、
5分の差で出て行ったことを知り、急いで追いかけ、歩いている綾子を見つけます。

その背中には、光司のベースがありました。

綾子は素直に、ベースを処分しろと言ったことを謝り、
次の仕事はゆっくり探してと言います。

しかし、ポラリスを継ぐ話はわりと本気だと言う光司に、
まずは毎朝みんなのコーヒーを淹れることから始めて見たらと案を出す綾子なのでした。



 

其の十四「カレーライスと実家」

朝、早速コーヒーを淹れる練習をする光司。

綾子と春海が飲みますが味は微妙。コーヒーカップも割ってしまいます。

店にも立つようになりますがその手は震えていて、
こぼしたり客のスマホケースの上にコーヒーを置いたりしてしまう始末。

自分があまりにもできないことに落ち込みますが、
綾子に励まされ、もう一日頑張って見ると言い、
またチャレンジすることを決めます。

 

満の大失恋

前に明日香にアドバイスをもらった通り、嫌じゃないことをノートに書く満。

そこには「人と話すこと」「喜んでもらうこと」「本を読むこと」とありました。

満は家の掃除をこなし、スパイスまで揃えて
オリジナルのバターチキンカレーを作り始めました。

 

夜、満はカレーを明日香に大絶賛され、料理の才能があるとまで言われます。

そこで満は、これからは明日香の身の回りのことをやっていこうと思う、
それが自分にとって嫌じゃないことだと告げますが、
それではヒモと変わらないとガッカリされてしまいます。

明日香に喜ばれるかと思っていた満は反論しますが、
明日香は満とのことを本気で考えているからこそ指摘をし、
「不器用だけど真剣に自分の人生を生きようとしている姿が信用できると思った。
家事をしてほしいから好きになったわけじゃない」と言います。

家事も立派な仕事だと言う満でしたが、それは理解しているが、
6年間仕事もせず家族に迷惑かけて出した答えがそんな楽なことなのであれば、
もう一緒に居ない方がいいと言われてしまい、
満は荷物をまとめて明日香の家を出て行くのでした。

 

失恋する満と春海が向かった先は…

ボルトの水槽を二階へ運ぼうとしていたところ房枝と出くわした満は、
回りくどく家に戻ってくることを伝えました。

しばらくして帰ってきた春海は、満の靴があることに気づいて泣き出し、
玄関に座り込んでしまいます。

様子を見に来た満に「海に連れてって」と言う春海。

その様子から陸にフラれたことに気づいた満は、
自分も海に慰めてもらいたいからと一緒に車で海へ向かいます。

 

春海が好きだからこそ、受験で大事な時だし将来のことも考えて
振ったのだろうと言う満に、
春海は「大事にされることを望んでない」と言います。

その帰り道、運転しながら涙を流す意外な満の姿を見て、驚く春海なのでした。



 

房枝の美味しいカレー

昨日もカレーだったのに、と文句を言いながらもしっかり食べる満。

そんな中房枝が、家の査定が思っていたよりも安かったため
売るのを止めたと報告します。

家のことに安心したのか、房枝のカレーに満足したのか、
そのまま隣の部屋で寝てしまう満。

一方光司は、自分は喫茶店の仕事は向いていないと自覚し、
ポラリスを継ぐのは止めるという光司なのでした。

 

俺の話は長い・7話感想。ついに終わりを迎える満と明日香・陸と春海の関係。仕事を辞めてしまう光司。それぞれ前に進むことはできるのか

当たり前がなくなることの恐怖

実家がなくなるかもしれないことに大反対する満でしたが、
綾子はちゃんと母親が一人にならないよう考えた上での行動ですから、
それでいうと綾子が正しいと思います。

ただ、「実家があるから頑張れる」というのもわかる気がします。

ルンバの充電=実家というのは飛躍しすぎる例えですが(笑)

実家で充電して、また外へ出て頑張る…なんて人は、たくさんいるでしょう。

実家というのは、そういう場所です。

満にとって実家は、屁理屈こねても受け止めてもらえる場所だから、
その当たり前がなくなることが怖いと無意識に思っているのかなーと思いました。

 

綾子と光司の会話

この二人が、二人だけで会話してるのって初めて見た気がします。

綾子が光司にベースを処分しろと言ったのは、
「なかなか芽が出ないし、このままだとズルズル音楽を続けてしまう」と
思ったからなんですね。

光司の性格をよくわかっているからこそ言った言葉だったし、
その言葉に感謝をしていて綾子の言うことに絶対の信頼を置いている光司。

普段は綾子の尻に敷かれていますが、光司がバンドをやっていたころは
献身的に支えていたこともわかったし、
改めていい夫婦だなと思えるシーンでした。

綾子の支えがあれば、きっと光司も前に進めるでしょう。



 

陸が春海を振った理由は?

自分が送ったメールがラジオで読まれ、
「告白した方がいい」と言われた春海は、次の日の放課後、
陸に告白(そういう描写はなかったですが)をしますが、振られてしまいました。

その理由を春海は言いませんでしたが、
陸は春海を思っているからこそ振ったのかもしれませんね。

春海はきっと陸と上手くいけば、自分の行きたい高校ではなく、
陸の行きたい高校に合わせようとするだろうし…

優しいけど、辛いですね。振る方も、振られる方も。

 

やっぱりヒモになろうとする満

自分優先だったのが明日香優先になったとか、家事は仕事だとか、
いつもの屁理屈が出ていましたが、明日香はきっと、
「このカレーは自分のために一生懸命作ってくれたもの」だとわかったからこそ、
その全力を自分だけのために使われるのはダメだと思ったのでしょう。

好きだからこそ、突き放した。

そこはきっと、春海を振った陸と同じ考えかもしれません。

春海と一緒に行った海で「相手を思うことが、自分のためになると思った」と
言っていましたが、その肝心の相手は別にそれを望んでなかったんですね。

「良い様に言ってるけどそれは結局ヒモでしょ!」と私も突っ込みました(笑)

明日香の言っていることは正しかったと思います。

あのままでは、満のためにならないから。

 

でも車内でのあの涙を見ると、満も満で本当に明日香のことを
真剣に考えていたのだろうと思います。

アドバイスを受けて、自分が嫌じゃないことを書き出して考えて、
その結果が「明日香のサポートをすること」だったわけだから。

だから、明日香とはこれっきりなのかなと思うとちょっと切ないですね。。