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「アリバイ崩し承ります」3話ネタバレ感想。容疑者は美人ホステス!?時乃が「アリバイ崩し」ならぬ「アリバイ探し」に初挑戦!

ピアノ講師の女性が殺される事件が発生し、
妹の美人ホステスが「私が殺したかもしれない」と衝撃告白!?
察時と時乃は、事件の真相にたどり着くことができるのか?

アリバイ崩し承ります/3話あらすじ

美人ピアノ教師が殺される

時乃が時計の修理をしていると、上から察時の声が聞こえてきました。
察時は、疲れて眠ってしまっていた間にかかってきていた妻からの電話に出られず、
浮気を疑われてしまったため、妻の疑惑を晴らそうと必死になっていたのです。

寝ていたというのはアリバイとしては弱いという時乃に、
自分のアリバイを証明してほしいと頼む察時でしたが、
時乃は「アリバイ探しは承っていない」と言います。

そこへ察時の携帯に、今度は捜査一課から事件の連絡が入ります。

被害者は、ピアノ講師をしている河谷敏子(廣瀬真由)。
第一発見者は、レッスンのために訪れた生徒。
部屋にあるピアノに後頭部を何度も打ちつけられ、カーテンの紐で首を絞められていました。

レッスンの生徒の中に犯人がいると考えた渡海は、
察時に半ば押し付けられる形で生徒への聞き込み、察時は周辺の聞き込みへ向かうことに。
その後捜査会議が始まり、死亡推定時刻は前日の9時~正午であることが判明。
前日は、レッスンは休みでした。

そこへ、腕時計の出張クリーニングだと言って時乃がやってきます。
その後すぐ、敏子の知り合いだという芝田和之(木村了)が訪ねてきました。
芝田はマッサージ店の店長で、敏子は10時~11時に店に来ていたと証言。
マッサージ店までは自転車で来ていたということから、
死亡推定時刻は11時20分から正午までとかなり絞られました。

さらに、敏子は妹の純子(橋本マナミ)と、両親の相続の件で揉めていたという証言も得たため、
察時と渡海は純子の家へ向かいます。



被害者の妹が自供

純子のアリバイを確認する察時と渡海。
純子はクラブで働いているため、朝の4時ころに寝て、昼頃に起きるという生活を送っており、
死亡推定時刻とされる時間も寝ていたと証言。
おまけに、事件当日はいつもより長く寝ており、夜中の0時から20時間も寝ていたと証言します。

そして、睡眠時間の長さに疑いの目を向けた渡海に問い詰められ、
純子は「姉を殺したかもしれない」と言います。

純子は夢遊病に悩まされていて、その発作が起きて殺したのかもしれないと供述。

空を飛んだり、体中を触られたり、暗い洞窟に閉じ込められる変な夢を見たこと、
起きるとパジャマの袖に血がついていて、怖くなってそのパジャマは捨ててしまったことを話します。

その後、捜査会議で純子が犯人という方向で捜査を進めることが決まります。
しかし、察時だけは納得していませんでした。
それは時乃も同じでしたが、「アリバイ探しはできないんだろ」と察時は言い、
捜査方針に背いて一人で捜査を続行。

純子が寝る前に飲んだというワインを樋口に調べてもらいますが、睡眠薬は検出されず。
おまけに一人で捜査していたことがバレてしまい、捜査から外されてしまいます。

そのことを知った時乃は、はっきり否定できないがゆえに疑われてしまっている純子のこと、
そして諦めずに捜査する察時のことを考え、アリバイ探しは
祖父からは教えてもらっていないけれどやる決心をします。

察時と時乃が捜査を進めると、いくつかわかったことがありました。

マッサージ店では、最初から最後まで芝田が施術を行っていたわけではなく、
20分ほど新人がしていたこと。

その間、敏子は起きることなくぐっすり眠っていたこと。
芝田は11時から別の客を担当していたこと。
そして時乃は実際にそのマッサージ店に行って施術を受け、
ついにアリバイ探しに成功し、犯人にもたどり着きます。

事件の真相は…

純子は、家の合い鍵を誰にも渡していないと言っていました。
しかし一人だけ、純子の家に自由に出入りできる人間が居ます。

それは、姉の敏子。

純子の住んでいる家は、姉の敏子の家でもあるため、鍵を持っているのは当然。
敏子なら鍵を使って家に入り、ワインに睡眠薬を入れることは可能です。

しかしここで疑問なのは、「敏子は被害者なのに、なぜそんなことを考えたのか」ということ。
それは、敏子が元々犯人の共犯者だったから。
犯人は敏子を共犯者として利用して、後で裏切って殺した。
…というより、元々犯人は敏子を殺すことが目的だったと時乃は言います。

純子に20時間も眠るよう大量の睡眠薬を飲ませたのは、
「純子に化粧をして、カツラをかぶせて敏子に似せ、そのままマッ察時店へ運び、
施術を受けても絶対に目を覚まさないようにする」ため。

このことから、敏子を殺した犯人は芝田であることがわかります。

察時は、樋口を連れて芝田のマッサージ店へ行き、時乃の推理をそのまま話しました。

実は、芝田と敏子は不倫関係にあり、
芝田は敏子と共謀して自分の妻を殺害しようと考えていたのです。

しかし芝田は初めから、自分の妻ではなく敏子を殺すつもりで、上手く敏子を騙していました。

まず芝田は、敏子から鍵を借りて純子の家に侵入し、睡眠薬入りのワインを置く。
寝る前にそのワインを飲み、眠ってしまった純子を敏子の家まで車で運び、
純子の化粧をさせ、その後で敏子を殺害。

続いて、敏子に似せた純子をマッサージ店へ運び、自分と新人と交互にマッサージをすることで、
自分のアリバイを作ったのです。

純子のマッサージを終えた後は、純子をベッドの下に隠し、
仕事が終わった後にまた家へ運び、血のついたパジャマを着せたのでした。

純子が言っていた、「空を飛ぶ夢」は犯人に運ばれた時、
「暗い洞窟に閉じ込められた夢」はベッドの下に隠された時、
「体を触られた夢」はマッサージをされている時に見たものだったのです。

察時の話を聞き、すべて憶測だとシラを切ろうとする芝田でしたが、
樋口がベッドの下から純子の指紋を発見。
芝田が犯人であることは証明されたのでした。



察時を庇う渡海

芝田が敏子を殺したのは、
敏子から「奥さんと別れて自分と結婚してほしい」と迫られたからという理由でした。

こうして見事事件を解決した察時でしたが、捜査本部の方針を無視して捜査したことが問題に。

しかしそこで渡海が「冤罪を生むところだった、問題は俺たちだ」と察時を庇います。
そして察時に、「あんたは何者だ?」と問う渡海。
察時は、「経験の違いだ」と言って去っていくのでした。

アリバイ崩し承ります・3話感想。アリバイを「探して」、容疑者を犯人ではないと証明!新たな視点で描かれた回

アリバイを崩さずに探す時乃

これまでは、巧妙なアリバイを崩し、容疑者を犯人だと特定してきましたが、
今回はアリバイを探して、疑われていた人を救っていました。

新たな視点で話が進んでいったので、面白かったです!

祖父からは教えてもらっていない「アリバイ探し」に戸惑うも、疑われている純子のため、
そして犯人は別にいると考えて諦めずに捜査する察時の姿を見て、
戸惑いを捨てて挑戦するところがすごくよかったです。

そんな時乃に素直に頼るようになる察時もまたいいです。
いいコンビになってきましたね!

奥さんの尻に敷かれている?エリート刑事・察時

電話に出なかったからと奥さんに浮気を疑われ、慌てて言い訳をする察時。

仕事ではプライドが高くて偉そうな感じですが(笑)、奥さんには頭が上がらないんですかねー。

かと思えば純子に心奪われていて、「察時さんもやっぱり男だなー」なんて思いましたが、
純子が奥さんの若い頃に似ていたからだったんですね。

あんな綺麗な人が奥さんなのかぁ…どんな人か見てみたいので、いつか出てきてほしいです(笑)



ジュニア刑事は意外とウブ?頭がいい?

ジュニアともてはやされ、そのルックスと家柄からモテるであろう渡海ですが、
そのわりには時乃がお風呂に入ってるって聞いただけで鼻血出すって、なかなかウブですよね。

そんな中学生のような一面もありますが、
実はあの捜査一課の中では、ある意味一番キレ者なのでは?と思いました。

誰もが何も思わない中、察時のアリバイ崩し(探し)を疑ってるのって渡海だけですからねー。

最初から何となく読めてしまった展開

芝田役の木村了さんは、出てきた時からなんかあるなって思ったし。
マッサージ店で施術をしていたって聞いた時から、「それ別人じゃないの?」って思ったし。

だいたいうつ伏せで顔は見えないですからね、マッサージって。

まさかお姉さんが共犯だとは思いませんでしたが、何となく予想がついてしまいました(笑)

何となくわかりそうな気がするんですけどねぇ…

時乃がいなかったら、ここで起きた事件は全部迷宮入りになったり、
誤認逮捕ばかり起きてしまっていたのではないでしょうか(笑)