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「コタキ兄弟と四苦八苦」2話ネタバレ感想。親戚のフリをして結婚式参列!?依頼主がレンタルおやじを雇ったのには驚きの理由が!

ムラタからの依頼で、結婚式に参列する一路と二路。

疑惑だらけの式を挙げる理由を知った時、ダメ兄弟が撮った行動とは?

 

コタキ兄弟と四苦八苦/2話あらすじ

第二話「求不得苦(ぐふとっく)」

 

いつものように喫茶シャバダバでコーヒーと楽しみながらさっちゃんをチラ見する一路。

ただ違うのは、そこに二路がいることでした。

水だけで居座り、たいして用もないのにさっちゃんを呼ぶ二路。

そんな二路にさっちゃんは、二路から預かっている離婚届を出し、
早く話し合った方がいいと促します。

二路は、自分が浮気したわけでもないし、有花もそんなタイプじゃないのに、
なぜ離婚と言われたのか心当たりがありません。

しかし一路は、有花は素敵な女性だ、
いつ新しい相手ができてもおかしくないと言います。

二路は結婚した当時も今の様に無職で、子供ができたことで結婚したのです。

有花の仕事は教師で、有花が働いて二路は家事育児をするという
結婚生活を送っていました。

そんな話をしていると、シャバダバへムラタがやってきます。

二人はムラタに、前の事故の怪我のことを聞きますが、
検査をしても問題なかったのことで、二人は安心します。

 

 

レンタルおやじの依頼を受ける一路と二路

ムラタはまた二人に、レンタルおやじを頼んできました。

その内容は「時給1000円で、とある結婚式に新郎の親戚兄弟として参加する」
というもの。

その仕事を怪しむ一路に対し、時給1000円でおまけにタダで
飲み食いができるとあって飛びつく二路はノリノリで引き受けます。

 

結婚式当日。

お酒を飲み楽しむ二路に対し、一路は新郎・渡辺誠(松澤匠)に
疑いの目を向けていました。

「親戚をレンタルする新郎が、新婦をだましているのではないか」と
考えていた一路は、新婦・渡辺手毬(岸井ゆきの)と
おなかの中に居る赤ちゃんのことを案じ、お酒を注ぎに行く挨拶がてらに、
誠の元へ行き説教をします。

 

ところが誠は、「自分もレンタルだ」と告白。

手毬と話していた二路も、手毬から「レンタルおやじの方ですよね?」と
聞かれます。

実はレンタルおやじを頼んだのは新婦側で、新郎も、新郎側の参列者も、
そして新婦側の友人や会社の人たちもすべてレンタルだったのです。

本物は、手毬の両親と親戚だけ…。

 

真実がわかり、今度は親をだまそうとしている手毬に不信感を抱く一路。

しかし二路はそんなことはまったく気にせず、披露宴を楽しみます。



 

手毬がレンタルおやじを使った理由

一路は、同じテーブルにいたレンタルおじさんから、
手毬には元々恋人がいたけど、式場を予約した後に逃げられたことを聞かされます。

手毬の実家は沖縄の西表島で、式さえ終われば帰ってしまうし、
手毬は東京に住むし同じ「渡辺」同士の結婚だから
苗字からバレることもないと思い、式を挙げたのです。

しかしそれでも、親を騙すことに抵抗感がある一路に、
レンタルおじさんは「正論だけで生きていける世の中なら、私は必要ない」と
告げるのでした。

 

その後、皆でカチャーシー(沖縄踊り)で盛り上がるのを、
一路が遠くから見ていると手毬がやってきました。

両親に話した方がいいのではないかと言うと、手毬は自分の名前が、
玉の輿に乗れるようにという琉球手毬からとられていることを伝え、
「幸せな結婚を見せてあげなくちゃ両親に申し訳ない」と言います。

昔はいろんなものを欲しがっていたけど、何も手に入らなかった。
だから、手に入らないものを数えるのはもうやめて、
今お腹の中にいるこの子を幸せにするんだと言う手毬。

「私が幸せじゃないと、この子を幸せにできない。
そして、この子の幸せは私の幸せ」と、母親の顔を見せる手毬に
一路が「ハッピーの掛け算ですね」と一言。

手毬は笑顔を見せ、「そのハッピーの掛け算で両親を幸せにする」と言い、
持っていたブーケを一路に渡します。

輪の中へ入って行こうとする手毬に一路は、今日は仏滅であることを話し、
「仏滅は何もない、虚しい日だが、何もないということは
何かを始められる日っていう意味もある」と手毬を励ます言葉をかけるのでした。

 

有花と会っていた一路

翌日、二日酔いの二路は昼過ぎに起床。

一路の姿はなく、おそらくシャバダバに行っているのだろうと予想。

テーブルの上に置かれたブーケに気づいた二路は、
それを持って外へ出て、学校で仕事中の有花(中村優子)に
電話をかけて会おうと誘います。

しかし有花は、ろくに話も聞かずすぐに切ってしまいました。

しかしすでに、有花の勤務先の最寄り駅まで来ていた二路は、
そのまま有花が出てくるのを待つことに。

しばらくして出てきた有花は、別の相手に手を振って駆け寄っていきます。

その相手は何と一路!

二人の親し気な様子に、二路は手に持っていたブーケを落としショックを受けるのでした…



 

 

コタキ兄弟と四苦八苦・2話感想。一路から新婦にかけた言葉に感動!そんな一路が二路の妻・有花と密会!?

結婚式に、親戚や友人のフリをして参加してお金をもらう…
そんなバイトは聞いたことはありましたが、
依頼する理由はどうしても人数が足りないからとか、
友人が少ないのが恥ずかしいからとかそういうのだと思っていました。

こういう使い方もあるんですね。

って言ってたけど、何年か経ってから後悔の念に駆られそうな気が…。

 

「正論だけで生きていける世の中なら、私たちは必要ない」

レンタルおじさんのこのセリフは、なぜか納得しました。

正論を突き通すのなら、両親に正直に話し、式も挙げずにいたでしょう。

そうなればもしかしたら、子供も諦めろと言われていたかもしれません。

しかし手毬は、自分がどうとかではなく、両親を安心させたい、
傷つけたくない、お腹の子供を守りたいという思いから、正論から外れた。

両親を安心させ、子供と幸せになる。
言わば、「幸せになるための嘘」をついたわけです。

手毬は一人っ子みたいですし、なおさらでしょうね。

外れてもなお進むためには、レンタルおやじが必要だった。

でも、レンタルおじさんも、手毬の事情を一路に話しただけで、
手毬の行為そのものは否定しませんでしたよね。

「結婚式をレンタルしてでもやったっていいじゃん」っていう、
相手が抱えている思いに寄り添ってくれてる感じがいいなと思いました。

もちろん人の道に外れるようなことはだめですけど、
レンタルおやじって今の世の中には必要な仕事なのかもしれませんね。

 

手毬は、子供を産んだあとから、離婚しちゃったって言って沖縄に戻るって言っていたし、本人も覚悟の上でやっているだろうから、
後から後悔することもないんじゃないかなと思います。

絶対幸せになってほしいなぁ。



 

一路の新たな一面

一路が手毬に「ハッピーの掛け算」と言ったり、
仏滅の「何もないということは何かを始められる日」と言っていたのはグッときました。

自分が持っている知識で、マイナスをプラスに変えるような話をしたのは素敵でしたね。

てっきりまた、正論をかざすのかと(笑)

 

そんな一路が、何と二路の妻・有花と密会!

まぁ、あれだけ真面目でモラルに厳しい一路ですから、
不倫とかそういうことはないでしょう(笑)

離婚の相談とかを受けていただけだとは思いますが、
次回どんな展開になるか気になります。

 

2話タイトルの意味

手毬に欲しいものを聞かれ、一路は答えられませんでしたが…

最後のシーンでほんの一瞬、「もしかして有花さん?」って思ったけど、
上記にも書いた通りそれはないでしょうね。

一路は一体、何を求めているのでしょう。

 

そして「求めるものが手に入りますように」と手毬が一路に渡したブーケを二路が持ち、
その目の前で有花と会っているのを見てしまい、
そこで入る「求不得苦 求めるものが得られない苦しみ」というテロップ。

二路が求めるのは、きっと有花との元通りの生活でしょう。

何ともすごい演出ですよね…